JX日鉱日石探開はかねてより鉱山開発・坑廃水対策・地熱流体などの分野で地下水流動解析の技術を蓄積してきた。
平成6年度からは、東京大学工学部地球システム工学科小島研究室(現登坂研究室)と共同で地下石油備蓄基地の岩盤タンクの水封機能の解析をテーマとして3次元地下水流動解析を行ってきた。
この解析は登坂助教授が開発した、「統合型水環境シミュレーションシステム」を基本に、地下備蓄基地の、調査期間・建設期間および操業期間にいたる十余年の間に蓄積された地質事象や工事記録などの膨大なデータをシミュレーターに取り込み、シミュレーション結果を河川流量・地下水位などの観測データとマッチングさせようとする再現解析である。
自然を相手にした建設工事期間では局部的な水位低下など予期せぬ様々なイベントがおきています。また、これに対処するためにグラウト工事などの方策がとられています。シミュレーションではこれら一つに一つに試行錯誤をこらし、観測値にマッチングさせてきました。
基本シミュレーターと、我々が10年を超える年月をかけて構築した周辺プログラムにより、自然現象を極めて忠実に描き出すモデルができた。 蓄積された技術は今後計画される大規模な地下利用開発の設計・施工に極めて有効なツールであると確信している。
タンク周辺の水飽和率分布
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ヒストリーマッチング 河川流量
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